Q. C値やUA値とは何ですか?
A. C値、UA値についてご説明いたします。
C値(相当すき間面積)
すき間の量の測定方法ですが、換気口など計画的にあけた穴を全部ふさぎ、室内の空気を送風機で強制的に外に排出します。この時に生じる気圧差と風量でC値を算出します。
値が小さいほど気密性能が優れています。
C値に関しては、どんなに最高の建材を使っても、腕の悪い職人が施工すると精度が低く、隙間の大きい家になってしまいます。
C値を測定することは、その家を施工した職人の腕が試されるということです。
栄建築が建てる家のC値について
測定の様子(こちらの測定中の写真は2016年のものです)
2023年に測定した住宅の結果です。
C値0.3㎠ということは、建物にあるすべての隙間を集めたときに、1平方メートルあたり0.3㎠の隙間しかないということ。この結果は良好だと言えます。
栄建築ではすべての現場の気密測定を行っているわけではありませんが、お客様からご要望がありましたら測定を行っております。(別途費用が発生いたします)
測定を行っていない現場でも、結果はほぼ同じになると思います。
UA値(外皮平均熱貫流率)
2013年10月に施行された改正省エネルギー基準によって、断熱基準がQ値からUA値(外皮平均熱貫流率)に変わりました。建物内外温度差を1度としたときに、建物内部から外界へ逃げる単位時間あたりの熱量(換気による熱損失を除く)を、外皮等面積の合計で除した値です。
外皮とは、熱的境界になる外壁・床・天井・屋根・窓・ドアなどを指します。UA値もQ値と同様、値が小さいほど断熱性能が優れています。
ちなみに兵庫県の基準値は0.6 W/㎡Kに設定されています。