井上 一幸 自己紹介はこちら

込み栓(こみせん)

柱に通したホゾなどを固定するため、柱の側面から打ち込む小木片。

この工法は寄せるという動作によって伝統工法の仕口は材料同士がピタリとくっつき、長ホゾの効果もあって剛接合に近くなります。

接合部が剛接合で柱や梁の材料のしなりによって、地震や台風の横荷重に耐えます。

今はカスガイや金物プレート、ボルトなどが多く使われていますが、込み栓で引き寄せる伝統工法の出来る職人が少なくなりました。

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